関東パラ陸上選手権大会報告書
こんにちは。
大輔です。
7月6日・7日に関東パラ陸上選手権大会へ出場してきました。場所は、東京の町田で行われました。例年通り、同じ場所での開催だったので会場の雰囲気や使い方に戸惑うことはありませんでした。今回も、日本パラ選手権大会と同様に100m・200m・800mに出場してきました。6月からの1ヶ月間の練習成果を出すことを意識して、東京に乗り込みました。
6日の天候は曇りのち雨の中、200mと800mに出場しました。200mは、日本パラ選手権では決勝だけでしたが、今回は予選と決勝がありました。予選が午前中に執り行われました。レースは2組目でした。予選は、体を大きく動かすことを目標にして試合に望みました。体の反応は、1ヶ月前よりも良くなっていました。しかし、タイムが伸びなかったのはスタートの加速を重視せずに飛び出したのが原因として考えられました。コーナーを抜ける手前でスピードは、24.0㌔までしか上がりませんでした。予選は、全体の3位で通過しました。（写真１）
200mの決勝前に800mがありました。それに向けて、スタートをイメージして調整しました。800mの決勝前は、雨が降ったり止んだりと天気が変化していたので不安でした。それに伴って、気温もあまり上昇しませんでした。気温が低いと障がいの特性上、体に硬さが出てしまいます。気温への対応も今回は、一つの難しかった点でした。準備しておいた長袖やトレーナーからのケアを受けて、体が過剰に硬くならないように対応をしました。800mは、降っていた雨も止んでの競技となりました。気温対策や体の硬さ対策が功を奏して、体の反応は良かったです。また、スタートもイメージ通りできて加速が上手くいきました。最初のコーナーを抜けるまでにスピードは26㌔手前まで出ていました。スピードが出ていたので、前方との差が近く後ろに付くことを狙いました。再加速をするために、踏み込んだ際に右足を止めていたベルトが切れてしまいました。切れてしまったのちに、体が右側に傾いてしまいました。結果的に、再加速ができず失速につながりました。それでも、2分10秒16というタイムが出せたのは練習をした結果がついてきた証拠だと思います。また、日本パラ選手権以降、スタートからの加速を課題として取り組んできたことに対し、ある一定の効果は出せと思います。ベストの体勢で漕ぎ続けることができたら、自己ベストを出せることができたレースだったと思います。次大会に活かす教訓として、練習時からベルトの固定状態にも気をつけていきます。（写真2）
800m終了後に200mの決勝が行われました。決勝前に体のケアとベルトの固定金具を業者に調整してもらいました。体のケアでは、800mを走り終えたことで疲労がピークに達していることをトレーナーから告げられました。私自身も、疲労が残っていることを感じていました。その場でできるだけの疲労を抜いて、200m決勝に望む準備をしました。また、ベルトの調整では、ベルトを長くして固定具の調整幅を変えました。そうすることで、レース中にベルトが切れることを防ぐことにつながります。結果、200mの決勝ではベルトは切れずに走ることができました。200ｍ決勝では、小雨がついに振り出してしまいました。ストート直前ということもあり、雨対策を十分にできませんでした。滑る可能性を考えながら、スタートラインに並びました。スタート時には、滑ることがなく良いスタートを切ることができました。しかし、後半の加速時に滑ってしまい加速につなげることができませんでした。また、疲労もあり体の反応も悪い状態でした。結果は、33秒70というタイムでした。予選タイムよりも0.1秒上げることができました。体の反応やグラウンドコンディションを考えれば、まずまずという結果でした。レース直後には、いつもよりも早めにホテルに帰宅して明日に備えての準備をしました。
7日は、100m予選と決勝が行われました。この日は、朝から雨が降っていました。雨天時には、体が冷えることや滑ることへの対応力も必要となってきます。念のために、長袖のアンダーウェアを準備していたおかげで、体の冷えに対応することができました。あとは、滑ることへの対応を競技場に到着後、準備しました。滑りへの準備は、滑りを抑制する松脂をグローブに塗ることをしました。100mの予選では、滑ることも考慮しながら漕ぐテンポを若干落としてのスタートをしました。考慮しながらのスタートだったので、あまり滑らずにすみました。しかし、スタートの加速が悪い結果になってしまいました。レース展開は、後半あげてタイムを出したという形になりました。また、この日は足に力みがはいってしまい、上手く前傾姿勢をとることが難しいことがわかりました。予選は、3位通過で18秒57というタイムでした。レース直後に、コーチとスタート時の上半身の高さを検討しました。検討結果で、いつもよりも低めで構えてスタートを切ろうという方針にしました。100m決勝では、スタート体勢を低めにして出ました。結果的に、リズムは良くスタートを切ることへ繋がりました。しかし、後半加速時に滑り多くなってしまいトップスピードまでもっていくことができませんでした。予選タイムよりも約0.7秒タイムを落としてしまいました。リズムと上半身コントロールが良かっただけに、滑ってしまったことに悔いが残りました。次大会では、17秒台を出せるようにスタートコントロールをしっかりしていきたいと思います。（写真3）
まとめ
今回の大会は、成長した面と伸ばせる点が感じられた大会でした。前大会で感じたスタートからの加速は、少しずつですが改善している途中でした。まだまだ、改善は必要ですが、しっかり成長している点だと思います。また、レース中にどんなことが起きても冷静に対応できたのは今季に入ってから行っているメンタルトレーニング成果だと思います。伸ばせる点は、スタートからの加速への切り替え部分をしっかり行うことでトップスピードを早い段階に持ってくることができそうな点です。この部分に関しては、今後の練習で課題として、練習に取り組んでいく必要があります。今後、練習メニューも追加していきます。
次大会は、７月２０日・２１日に岐阜で行われます。今季、最後の公式大会になります。環境コンディションがあまり良さそうではありません。しかし、天気・気温等にも対応していき、自己ベストを更新できる調整をしていきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします。
サポート企業
＃野田医院
＃宮崎大学
＃Robert Walters
#GMOドリームウェーブ株式会社
明日、開催！関東パラ陸上選手権大会
こんにちは。
木下です。
豪雨すごかったですね！
皆さんのところは、大丈夫でしょうか。
さて、明日と明後日で関東パラ陸上選手権大会が開催されます。
場所は、東京の町田です。
今回出場予定種目は、100m・200m・800mです。
明日の競技は、200mと800mが行われます。
今回は、200mも予選があるそうです。
予選通過できれば200mを2回走ることになります。
大会で２００ｍという距離を2本走ることは初めてです。
ちょっと、緊張しています！
詳細な競技日程は、以下のようになっています。
7月6日
200m：予選1組目 10:25
800m：決勝 14:20
200m：決勝 15:45
7月7日
100m：予選1組目 12:10
100m：決勝 16:30
楽しみながら自己ベストを目指していきます。
応援宜しくお願い致します。
#宮崎大学 ＃野田医院 ＃ロバート・ウォルターズ・ジャパン
#GMOドリームウェーブ
WPA公認 第30回日本パラ陸上競技選手権大会報告書
こんにちは。
大輔です。
６月１日・６月２日に開催された日本パラ陸上選手権大会に出場してきました。
場所は、大阪のヤンマースタジアム長居（写真１）で行われました。
この場所は、初めて国内の上位大会に出場した思い出の地でした。
ヤンマースタジアム長居の競技場は、車椅子競技者にとって良いタイムを出しづらい競技場です。
理由は、トラックの素材が柔らかく車輪の転がりを止めてしまうからです。
しかし、私自身は思い出の地ということもあり、モチベーションがいつも以上に上がっていました。
また、大会の2週間前からコンディションも上がってきていました。
私としても、今回どのような走りができるか楽しみな状態でした。
6月1日は、200m・800mが行われました。
最初は、200mでした。朝競技場に到着後、帯同してくだったトレーナーにコンディションを高めてもらいました（写真２）。
アップ時には、コーチにフォームチェックをしてもらい200mに向けて準備を整えました。
今回、200mに出場したのはメイン種目の前に体のコンディションを確認したかったからです。
今までは、コンディションもわからずにいきなり出場していたので微妙な調整ができませんでした。
今回から、200mに出場することでメインに向けて微妙な調整をするために出場しました。
200mに出場したのは、約2年ぶりでした。
結果は、32秒46（6人中3位）でした。約2秒の自己ベスト更新ができました。
現在、800mに向けて練習メニューを組んで取り組んでいるので、レース後半力尽きることなくスピードを加速し続けることができました。
トップスピードも27.1㌔という過去最高のスピードを出すことができました。
200mを終えて、体のコンディションはいいということが見えました。
午後からの800mに向けて、200mでたまった疲労を抜きながらエネルギーを溜めました。
800mは、現在もっとも練習に取り組んでいる競技です。
それもあり、自己ベスト更新を狙っていました。
800mは、陸上競技場を2周する競技です。2周するため、テクニック的な要素も含まれた競技になります。
800mの課題は、最初の100mを終えた後の合流するときのテクニックでした。
結果は、2分16秒55（7人中2位中）でした。
ベストタイムよりも、7秒近く遅くなってしまいました。
理由は、２つあります。
1つ目に、スタート時の加速リズムが自分のテンポで行くことができませんでした（写真3）2つ目に、合流後の風よけとして付こうとした前の選手とのスピード感を見間違えてしまったことがあります。
安定した余裕の走りはできたのですが、思いっきりが足りませんでした。
積極的に前を取って攻める走りができればタイムも上がってくると思います。
その証拠に、ラスト200mで加速をして前の二人を抜くことができました。
帯同してくださったトレーナーとコーチからも同様の感想を得られました。
そして、翌日の100mのスタートからゴールまで思いっきりいくことを課題にしました。
翌日の100mは、予選・決勝と2本ありました。
前日に設定した課題を意識して思いっきりいきました。
予選では、スタート時の上半身の角度が倒れすぎていて動きづらいことを発見しました。
決勝にむけて、コーチ・トレーナーとミーティングしてスタート時の上半身の位置を変えてみようということになりました。
決勝までの一旦体を休めて、直前にスタート練習をしました（写真4）。
結果は、18秒40（8人中2位）でした。スタートを変えたおかげも最初の10mも飛び出すことができました。
そこからの加速も今まで一番自分のリズムで行けたと思います。
決勝直前で変更したことがプラスに働き、予選から約0.3秒タイムも上がりました。
しかし、後半の走りの切り替えが甘くなってしまいました。
つなぎも考えて走れるように、スタートの精度をあげていき加速にもっと安定性を付けていくことがタイムを上げるために必要なことだと新たな課題の発見になりました。
まとめ
今回の大会は、今までの練習結果と新たな課題が見つかった大会になりました。
800ｍの合流はうまくいくようになったので、練習した結果がついてきています。
スタートからの加速が課題として新たなに持ち上がったが、こちらも解決目途が立っているので反復練習で精度を高めていきたいです。
7月に関東パラ陸上選手権大会が控えています。
関東パラ陸上選手権大会では、800ｍで出し尽くすために再度練習メニュー組み、練習に励んでいきます。
なお、今回の大会では初めて正式なユニフォームを着用しての大会出場になりました（写真5）。
今後は、より一層ユニフォームに恥じないような走りができるように頑張ります。
サポート企業
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＃Robert Walters
ユニフォーム完成報告
こんにちは。
車椅子ランナーの木下大輔です。
今日は、以前から頼んでいたユニフォームがついに完成したことを報告してく記事更新しました。
ではでは、紹介していきたいと思います。
一番上から練習着・ジャージ・ユニフォームとなっています。
それぞれにスポンサーしていただいているロゴが入っています。
ロゴ入れりの服を着るとより一層気合が入って練習や試合に臨めそうです。
しっかり、アピールできるように引き続き頑張っていきたいと思います。
明日から日本選手権が大阪で行われます。
そちらに出場するので、早速着ていきます。
また、日本選手権の報告についても随時更新できればと思っています。
応援宜しくお願い致します。
県障がい者スポーツ大会
おはようございます。
昨日は、県障がい者スポーツ大会に出場してきました。
本大会は、11月に茨城で開催される全国障がい者スポーツ大会への予選も兼ねています。
私は、今回800mに出場してきました。
宮崎県は、選手がいないために、一人で800mでした。
結果は、2分21秒34でした。
今回の結果は、ベストタイムよりもだいぶ遅い結果となりました。
遅くなった原因は、スタートの入りが遅くてペースを上げきらなかったことがあります。
スタートで加速失敗した際に、自分のペースをあげる練習をしなくてはと思いました。
また、スタートの加速が決まる率を上げていきたいと思いました。
3週間後の日本選手権に向けて、練習を積み重ねていきます。
＊写真は、今回取る暇がありませんでした。
#宮崎大学 ＃野田医院 ＃ロバート・ウォルターズ・ジャパン
自己紹介と主なブログ内容について
こんにちは。
はじめて、木下大輔といいます。
宮崎生まれ宮崎育ちの今年で25歳になります。
私は、先天性脳性麻痺とヒルシュスプルング病を持つ障がい者です。
先天性脳性麻痺で足が動かしずらいので、普段から車いすで生活しています。
また、ヒルシュスプルング病で大腸と小腸が半分しかありません。
私の目標は、「2020年東京パラリンピックでメダルを獲得すること」です。
厳しい戦いをしていますが、小柄でも地方からでも世界と戦っていけることを証明していくために日々練習に励んでいます。
このブログは、選手としての日々の練習や遠征・試合結果を中心にアップしていきたいと思います。
応援宜しくお願い致します。
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